%TITLE

口永良部島２　私の好きな温泉の話。口永良部島には３つの温泉のがある。まずは寝待温泉。港のある本村から車で約２５分。私は歩いたのだが上り下りがきつく、約３時間以上もかかった。この温泉は切り立つ断崖の海岸にある。数年前までは島の周回道路から徒歩で３０分以上かかったそうだが、今では立派な（一車線ですが）がコンクリート道路が完成し、車で温泉まで行くことが出来る。老婆心ながら土木技術者であった私に一言言わせてもらえば、台風や大雨には行かないほうが良い。災害で帰れなくなる恐れが大きい。温泉には、木造の湯治小屋が数件あり、ぶしつけながら窓からのぞくと、冷蔵庫とテレビとコンロが確認された。　泉質は含硫黄泉・ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、神経痛・皮膚炎等に効果がある。色は乳白色で混浴。私が温泉から上がった時に、湯治にきていたお婆さんとすれ違い、その時に言われた。「昨日来ていれば、若い娘っ子と一緒に入れたのに、運の悪いお方じゃね。」
湯治小屋の様子。湯治小屋のほかに島の人の別荘も数件あるそうです。昔は、車で来ることが出来ず日帰りが難しかったからです。
海岸にある寝待温泉。建屋が鉄筋コンクリート作りであることと外の景色が楽しめないのがたまに瑕です。しかし、薄暗い浴室で流れ落ちる温泉の音と外から聞こえ波の音を聞いていると、本当にのんびり出来ます。
温泉の脇にある立神。大きさと色に圧倒されます。風呂上りに温泉の前の堤防の上で、１時間あまり立神を楽しんでいました。自動販売機がなく、ビールはもちろん缶ジュースも買えません。