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五つの温泉

　屋久島には、５つの温泉がある。北から大浦温泉、楠川温泉、尾之間温泉、平内温泉、湯泊温泉である。温泉好きの私としては、一週間に一度ぐらいは身体を休めに行っている。

大浦温泉は、一湊の北にある温泉で、県道から車で５分ぐらい入った海岸にある温泉である。とても眺めがよく、波の高い日に入るのが特に好きである。５つの温泉の中で最も若い女性と会える温泉である。付近の海岸でスキューバーダイビングをした観光客がインストラクターと共に身体を洗いにやってくる。ちなみに混浴ではないので、水着姿が見られるだけである。

　湯泊温泉は、駐車場からすぐのところにわり方大きな湯船が有り、その湯船を男湯と女湯に柵で二つに分けている。少しはなれたところに、小さな湯船が二つある。私はこちらのほうが好みでいつも利用している。海に突き出すように作られており、天気がよく暖かい日は、裸でそのまま海で一泳ぎしてしまう。写真は、一番海岸の近くにある湯船。大潮でかなり潮が引いている。

　楠川温泉は、建物が大浦温泉とほとんど同じである。但しこちらの温泉は、山間の川が流れる谷間にある。小さな小川を見ながら入れる温泉である。私は、家からも近いことが有り、一番多く行っている温泉である。湯船に浸かって、窓の外に目をやると、山の斜面にシダが生い茂り、その上にはいろいろな樹種の木が眺められて楽しいのである。

　平内海中温泉は、海岸にある温泉である。潮が満ちていると湯船に入ることが出来ない。私は、１０年ほど前に屋久島に登山に来た時に一度入っただけである。（この写真は、満ち潮でもうすぐ湯船が海に没する寸前である。）

　尾之間温泉は、5つの温泉の中で最も大きくて施設がよい。湯船に入ると丸太組の屋根裏が見渡せ、浴室は半地下になっていて、窓からは外の景色が見上げるように見られる。