家　計　簿 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１３．１０．１８ 　　私は、結構めんどくさがりやな性格だけど、２度、人生で家計簿をつけたことがある。一回目は、屋久島へ移住した時。そして、２回目は今回の車中泊旅行に出る半年前から。私が家計簿をつけるのは、お金を貯めたいというのではなく、いかにして働かずに暮らしていくにはどうするか、生きて行く為にどれだけのお金が最低限必要なのか、もっと人生を有意義にするために、働くことをやめ、いかに自分の人生を有意義なものにするのか。 　確かに、人生において不確定な要素はたくさんあるけれど、もう５０歳も半ばになり、人生はそんなにも残っていない。私の家の家計は、とにかく男は早死にする。親父も爺さんも、そしておじさんだって、５０代でなくたっている。唯一、知っている中で母のすぐ下の弟が、７０過ぎまで生きたが、６歳ぐらいかずっと入退院を繰り返していた。そんな中で、私も６０歳までは生きないではないかと思っている。 　私は、自分の人生に結構満足していて、このまま亡くなっても何の後悔もないのである。だからお金をたくさん残して、老後の病気に備えようとか、退職したら贅沢に外国旅行を楽しもうとか、そんな気はないのである。治療に何百万円もかかる病気になったらその時はもう諦めようと決めている。子供が病気になった時には、今ある貯金や家を売った範囲内でしてやればいいかといういい加減な人間なのだ。 　自分の必要なお金の量を把握することはとても重要である。ほとんどの男の人が自分の一か月の生活費を把握していないのではないだろうか？だから、いくら働いても満足しないし、お金さえ貯めれば、それなりの人生を送れるのだと思ってしまう。 　自分のやりたいことをやらずに、たくさんのお金を残して死ぬ人は多い。老後のために、老後のために、と思いながら、そんな老後を送るのは嫌である。これだけあれば、自分は有意義な人生をおくれるということをすることがとても大事だと思う。 　お金をかけないで、人生を楽しむ方法は沢山あるが、お金をたくさんかけても自分にとって本当に面白いことを見つけるのは難しい。