どうして休肝日がいとも簡単に設けることができるようになったか？その理由の２つ目について述べる。あくまでも私の推測だけど。
　この旅に出て、日常生活と大きく変わったことは、テレビを見なくなった、山の中の登山口に泊まることが多く、電波の状態が悪いこと、そして何より、テレビを見るだけの電源が確保できないことがその理由である。普段の生活で、酒を飲むときはほとんどがテレビをつけている。テレビを見ながら、食事をし、間食をし、酒を飲んでいるのだ。
　人間は、習慣の動物なので、いつもテレビを見て酒を飲んでいると、酒なしではテレビが楽しめなくなる。この旅行で、天気予報やニュースをテレビで見るとき、やはり酒とつまみが欲しくなる。習慣とは恐ろしいものである。家にいれば、すぐ冷蔵庫を開ければ、冷たい缶ビールが「早く飲んでおくれよ。」と囁くのだが、前回、書いた通り、車中泊旅行では買い出しに行かないと飲めない。テレビを見る時間も少ないので、我慢できているのだと思う。
　休肝日を設けたいならば、酒を飲むということに付随した習慣を改める。風呂上がりにビールを飲む人は、夜の入浴をやめて、朝のシャワーに切り替える。テレビを見ながら飲む習慣がある人は、テレビを見ない。夕食の時に飲む習慣がある人は、夕食を食べない。あるいは、車で外食に行く。そうすれば飲めない。これを何日か繰り返すと、○○しながら飲む。○○しながら間食をする。という習慣がなくなってくる。

　次回は、休肝日を設けられた３つ目の理由について。